スタジオでのポートレート撮影のライティング事例
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ポートレート撮影においてライティングは光をコントロールし、被写体の印象から写真全体の雰囲気を大きく左右する重要な要素です。
特に、スタジオ撮影では、被写体を自由に光で照らすことができるため、より創造的な表現が可能になります。
ここでは、スタジオでポートレート撮影を行う際のライティングの一例と、基本について解説します。
目次
ポートレートライティング事例
特定のシーンを再現する
背景用のバックライト1灯。モデルのメインライトとしてソフトボックス1灯。
＜解説＞
背景に映りこませた定常光ライトはそのまま、スタンドはレタッチにて消去し、
スポットライトのような光と迫るモデルでまるでファッションショーのような雰囲気を演出しています。
使用機材：レンタル機材 センチュリースタンド１本 定常光ライト2灯
光と影でストーリーをつくる
メインライトはビューティーディッシュを付けたLED定常光。背景を作るライトはモノブロックストロボにカラーフィルター
＜解説＞
女性の美しさだけでなく強さを表現することをテーマに、スパイ映画のワンシーンっぽく仕上げることを目標にしました。
スポットライトに照らされた部分と見えない影の部分で怪しげなイメージに仕上げています。
スタジオでポートレート撮影のライティングではカメラマンどのようなクリエイティブを行いたいかによってライティングを工夫し被写体を活かします。
その方法は無限と言えます。そこで基本となる解説を下記に記載していますのでぜひ参考にしてみてください。
使用機材：レンタル機材 ビューティーディッシュ 定常光ライト1灯 カラーフィルター モノブロックストロボ1灯
ライティングの基本の解説
スタジオでポートレート撮影を行う際には、主に以下の3種類のライティングが用いられます。
・メインライト
メインライトは、被写体の顔や体のメインとなる部分を照らすためのライトです。
被写体の立体感や陰影を表現するために重要な役割を果たします。
・フィルライト
フィルライトは、メインライトの陰影を補ったり、被写体の雰囲気を演出したりするためのライトです。
メインライトよりも柔らかい光を当てると、優しい印象のポートレートになります。
・バックライト
バックライトは、被写体の後ろから光を当てるライトです。被写体を立体的に浮かび上がらせたり、ドラマチックな雰囲気を演出したりするための効果があります。
ライティングのセッティング方法
ライティングのセッティングは、被写体の印象や表現したい雰囲気に合わせて行います。
・メインライトの位置
メインライトの位置は、被写体の顔の中心から斜め上45度から60度くらいに設定するのが一般的です。
この位置にメインライトを当てると、被写体の立体感や陰影が強調され、自然な印象のポートレートになります。
・フィルライトの位置
フィルライトの位置は、メインライトの逆側に、メインライトの光が届かない部分に設定します。
メインライトの光よりも柔らかい光を当てると、陰影が緩やかになり、優しい印象のポートレートになります。
・バックライトの位置
バックライトの位置は、被写体の後ろに、被写体よりも高めの位置に設定します。
バックライトの光が被写体の輪郭を強調すると、立体感やドラマチックな雰囲気が演出できます。
ライティングの調整
ライティングを調整する際には、以下の要素を検討します。
・光の強さ
光の強さは、被写体の明るさや陰影の強さを変えるために調整します。
光の強さは、ライトの距離やアンブレラやソフトボックスなどのディフューザーの使用によって調整できます。
・光の方向
光の方向は、被写体の立体感や陰影の表現に影響します。
光の方向を変えると、被写体の顔の印象や雰囲気が変わります。
・光の色
光の色は、被写体の雰囲気やイメージを演出するために調整します。
白色光以外にも、暖色系の光や寒色系の光など、さまざまな色の光を使用できます。
ライティングをする上でのアドバイス
撮影テーマを明確にする
撮影テーマを明確にすることで、どのようなライティングが効果的かを判断しやすくなります。
例えば
・人物の性格や雰囲気を表現する
人物の性格や雰囲気を表現するためには、光の方向や強さ、色などを調整します。
例えば、優しい印象の人物には、柔らかい光を当てたり、暖色系の光を当てたりするとよいでしょう。
また、力強い印象の人物には、強い光を当てたり、寒色系の光を当てたりするとよいでしょう。
・作品のテーマを表現する
作品のテーマを表現するためにも、ライティングは効果的に活用できます。
例えば、ドラマチックな作品を表現したい場合は、バックライトを効果的に使用するとよいでしょう。
また、幻想的な作品を表現したい場合は、色の光やディフューザーを使用することで、幻想的な雰囲気を演出できます。
・被写体の背景を表現する
被写体の背景を表現するためにも、ライティングは効果的に活用できます。
例えば、背景をぼかして、被写体を際立たせたい場合は、ソフトボックスやディフューザーを使用します。
また、背景に色や模様を加えたい場合は、カラーフィルターやグラデーションフィルターを使用します。
撮影テーマを取り入れたライティングを行う際には、以下の点に注意するとよいでしょう。
ライティングの練習
スタジオでポートレート撮影を行う際には、ライティングの練習が欠かせません。
さまざまなライティングのセッティングを試して、被写体の印象や雰囲気を表現するための効果を理解しましょう。
また、ライティングの練習には、以下の点に注意するとよいでしょう。
被写体の顔の特徴をよく観察する
被写体の顔の特徴をよく観察することで、どのようなライティングが効果的かを判断しやすくなります。
さまざまなアングルや距離から撮影する
同じライティングでも、アングルや距離を変えることで、被写体の印象や雰囲気が変わります。
カメラの設定を調整する
ライティングの強さや色に合わせて、カメラの設定を調整しましょう。
例えば、光が強い場合は、シャッタースピードを遅くしたり、絞りを小さくしたりすることで、被写体を適度に露出させることができます。
スタジオでポートレート撮影を行う際には、ライティングを効果的に活用することで、より魅力的なポートレートを撮影することができます。ぜひ、ライティングの練習を重ねて、さまざまな表現に挑戦してみてください。
本町レンタル撮影スタジオ ラズスタジオ（LUZZ STUDIO）について
ラズスタジオ（LUZZ STUDIO）
大阪は本町の川沿いにある、レンタルスタジオです。
最大天井高3.8ｍ、最大梁下高3.4ｍの解放感あふれる空間。
置くだけで映える白コンクリート床、照明がいらない、自然光溢れる白い部屋に
真っ暗にできる黒床、黒壁とシックな雰囲気漂うグレー壁のある黒い部屋の2部屋が同時に貸切です。
今回ご紹介したストロボやフラッシュトリガーをはじめ、無料の照明・撮影機材をご用意。
スタジオ内にトイレ、更衣室、メイクルーム 完備ビル最上階 ワンフロア完全貸切撮影スタジオです。
本町レンタル撮影スタジオ ラズスタジオ（LUZZ STUDIO）へのアクセス
住所
〒541-0053
大阪府大阪市中央区本町１丁目2番1号
本町リバーサイドビル 8Ｆ
事前予約制、完全貸切となっております。
詳しくはホームページをご覧くださいませ。
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【系列店】
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スタジオの運営会社
撮影会社 株式会社ラズスタジオ
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